GASBON 展示作品

敷地面積1,000平米以上の工場跡地

(カメラ三脚ブランド VELBONの 工場跡地)に、 

地域との交わりや異業種での共創を促す「コミュニティ」を

制作・作品メンテナンス・撮影できる「スタジオ」を

国内外の作り手たちが滞在制作できる「レジデンス」を

アートオブジェクト(作品)を保管する「ウェアハウス」を

展示やイベントが実施できる「スペース」を 

新たな取り組みが行える「実験場」を作りました。

利用者に応じて機能するこの多目的施設を

「GASBON METABOLISM ガスボン メタボリズム」と呼ぶことにしました。

ガスボンは、私たちガスアズインターフェイス株式会社のガスと、50年以上この地で操業して いたベルボンさんのボンという言葉の響きに親しみを感じ、ガスボンとしました。そしてメタ ボリズムという言葉は、新陳代謝を意味しています。

この名称への想いとして、「文化的に良質な新陳代謝を促す」こと。この施設が、事業内容が 変わっても個性的な活動で地域のお役に立てる様に新陳代謝していくこと、そしてアートや広 い意味での文化的な活動において先達の知恵に敬意を払いながら、若い世代のアイデアや発想 を許容していくことを意味しています。

「なぜ、突然山梨県?」と、疑問を抱かれる方も多いのではないかと思います。その理由ですが、予定調和からは決して生まれてこないヒト対ヒトの関係性に尽きます。仲間 の山梨移住。環境・建物と出合い、オープンしてから約一年。近隣住民や作家、他府県からも多くの人が風の便りに聞き、足を運んでくれています。アーティストによる滞 在制作、テストプロダクションなどもはじまり、実践者として活動を行う彼らのおかげで、予想よりはるか早い段階で地域と結合できつつあります。 頭の中で描いた ガスボン メタボリズムは、ドーナツ状の輪っか(torus)です。ぽっかり空いた真ん中から出入りをするさまざまな実践者たちに、表現を遊戯のように楽しんでもらいたい。 私たち自身もまたその姿を中立的な立場から楽しみ、刺激をもらい続けたい。輪が何かを縛りつけることなく、また縛りつけられることなく、有機的なコミュニケーションを 持続していくプラットフォームとして無秩序に生まれる創造性を捉えて代謝を促す装置のひとつとしてさまざまな意識に対応しながら活性していくことを望んでいます。

ガスアズインターフェイス株式会社

Gas As Interface Co.,Ltd.