SHINKNOWNSUKE

作品に登場するのは、造形の探求から生まれたキャラクター達です。オブジェクト同士が重なり合い、辻褄が合わないユニークなかたちから生まれた彼らは、やがて意思を持ち、物語を開放していきます。形から着想を得たモチーフたちは、その出生である形の境界線を曖昧にし、存在と背景の物語を明確にしていきます。

キャンバスの中で揺らぐ彼らは、他者、社会、未来に対する不確かさが実感を伴っている今日に、手探りで生きることを楽しむ私達に伴走者のように寄り添います。それはもしDimlyでも（うす暗くぼんやしていても）、楽しい探検や冒険なのではないでしょうか。本展では、自身初となる大型キャンバスの制作に挑戦しています。

SHINKNOWNSUKEの新しい一面をぜひご観覧くださいませ。

ふんわりとした残像の中に生きている感覚。
自分自身がいるこの世界は不透明で輪郭ははっきりとせず何が起きるかもわからない。
それでも前なのか後ろなのか動き続けていかないとなりません。
けどそれは暗いものではなくそれが案外面白かったりしています。

-SHINKNOWNSUKE